カルティエ初のメンズラインウォッチ

こんにちは。 南青山クロンヌ ウォッチコンシェルジュ 阿部です。

今回はカルティエのメンズ腕時計をご紹介します。

 

1847年パリに宝飾店として誕生し、世界初の腕時計として1904年にサントスを発表。

「宝石商の王・王の宝石商」とよばれ170年の歴史を紡いで来ました。

レディースウォッチと言えばカルティエというイメージで優雅で洗練されたデザインで女性を中心とした人気が主でした。

(初代腕時計の「サントス」はメンズですが、あくまでサントス・デュモン個人の依頼品なのです。)

そして、2010年にカルティエ史上初のメンズ専用のコレクション「カリブル・ドゥ・カルティエ」を発表しました。

カルティエの代表作となるべく開発された自社ムーヴメントを搭載したこのモデルから新しいカルティエの歴史がつくられています。

 

 

~カルティエのつくるムーヴメント~

「カリブル」とは機械のこと「キャリバー」を意味しています。

メカ好きの男性なら、時計の中の機械にこだわりを持つ方が多くいます。

クォーツムーヴメントが多いレディースコレクションとはっきりと差別化するためにも自社ムーヴメントを搭載するということで、男性ファンの獲得を狙っています。

 

「Cal.1904-PS MC」

カルティエがメンズライン作製のために完全自社開発をしたムーヴメントです。

外装のデザインに制限が出ないようムーヴメントの厚みは4mmに抑えています。

直径25.5mm・振動数28,000/時・パワーリザーブ48時間

 

動力源のゼンマイを収める香箱を2つもつツインバレル構造により安定したパワーを供給できます。

両方向巻き上げ式自動巻ムーヴメントのローターにはセラミック製のボールベアリングを用い、よりスムーズな回転で巻き上げ効率を図っています。

付加機構として6時位置にスモールセコンド、3時位置に日付表示機構を備えています。

このムーヴメントを軸に、タンクMC・ドライブ・クロワジエールと次々に新しいラインナップを充実させています。

 

 

「カリブル・ダイバー」

2014年発表の本格派ダイバーウォッチ

どちらかというとドレスウォッチの製作に優れたカルティエから300m防水の本格的なダイバーズウォッチの発表は時計ファンを驚かせたことでしょう。

回転ベゼルにセラミックを用い、ケース自体の厚みを抑えたデザインはカルティエらしいエレガントさを保ちつつカジュアルな印象を与えます。

発表時は黒文字盤のみでしたが、2016年にブルー文字盤がラインナップに加わっています。

ケース素材はステンレススティールとピンクゴールドの2種類。

今回ご紹介のモデルは、ステンレススティールにダイヤモンドライクカーボン

「ADLC」コーティングをした、ピンクゴールドとのコンビモデルです。

 

カルティエ

Ref.W2CA0004

カリブルダイバー カーボン

ムーブメント:自動巻 Cal.1904-PS MC

素材:ステンレススティール ADLCコーティング・18Kピンクゴールド

防水:300m

ケースサイス:幅42mm・厚11mm

 

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