ヴァシュロンコンスタンタン オーバーシーズ

こんにちは。

南青山クロンヌ ウォッチコンシェルジュ 木村です。

ヴァシュロン コンスタンタン オーヴァーシーズクロノグラフのご紹介です。

※今まで使用された過去のロゴです。

 

ヴァシェロンコンスタンタンと言えば1755年の創業から途切れる事なく続くマニュファクチュール 世界最古の時計 メゾンとして知られておりますが、中でもステンレスのラグジュアリースポーツウォッチとしては

 

・パテックフィリップのノーチラス

・オーデマピゲのロイヤルオーク

そしてヴァシュロン コンスタンタンのオーヴァーシーズが有名ですが、いつかはその手にいれたいと、心に秘めている方は少なくはないと思います。

 

オーヴァーシーズの原型となるモデルがこちら“222”

1977年、ヴァシェロン コンスタンタン222周年記念モデル

限定222本

 

デザイナー【ヨルグ・イゼック】

1953年5月東ベルリンに生まれ、ドイツの芸術専門学校を経てその後、ロレックス社のデザイン部門にて4年間勤務した後に独立しデザイン会社を設立。カルティエ、ブシュロン、ティファニー、ブレゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンなど数々の名門ブランドから依頼を受けデザイナーとして成功を収めます。

 

1996年、 初代オーヴァーシーズが発表

メゾンのシンボルマークのマルタ十字をモチーフとしたベゼルが特徴的です。

2004年、モデルチェンジ

ブレスがマルタ十字をモチーフにした形状になり、前作よりもべゼル、ケース、ブレスレットと統一感のあるデザイン的になり完成度は高くなりました。

 

今回紹介させていただくのが既に製造中止になった一つ前の型のクロノグラフになります。

 

 

 

こちらの オーヴァーシーズ クロノグラフモデルは3針モデルよりも高級感が増してカッコイイです。

 

 

クロノグラフの分積算と時間積算の針が中腹あたりから細くなっております。見やすさの視認性を向上させるためです。3時と9時位置のインダイアルも左右がアシンメトリーになっており、分積算のインダイアルが少し大きくなっております。細部まで徹底してこだわっている証拠です。

 

文字盤のギョーシェ彫りが、角度によって黒ですが光が微妙にあたると綺麗な彫りの模様が

浮かびあがり文字盤の表情を豊かにしてくれます。

 

ベゼルの6時位置から違和感なくブレスに流れるようなマルタ十字のデザインが絶妙なバランスで綺麗です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブレスのクラスプ繋ぎ目はブランドのシンボルマークです。

サテン仕上げのブレスの駒に一段落としてマルタ十字が彫られておりますが、内側は梨地仕上げされておりさりげなく高級感を演出してくれます。

 

裏蓋にはイタリアの探検家 アメリゴ・ヴェスプッチ帆船がエングレービングされています。

 

大航海時代の探検家にして地理学者で、アメリカという地名が彼の「アメリゴ」と言う名前に由来しているのは有名な話です。

Ref. 49150/B01A-9097

ケース径:     42mm

防水:         15気圧防水

耐磁性能:     25,000 A/m(313.5ガウス) 軟鉄製インナーケース

ムーブメント: Cal.1137   フレデリックピゲ社製のFP1185に2枚ディスクのデイトモジュールを追加した薄

型自動巻きクロノグラフムーブメント

 

その他のヴァシュロンコンスタンタンはこちら

 

 

 

2015年、惜しまれつつも生産終了

オーヴァーシーズの中ではロングセラーモデルです。

 

 

2016年、ヴァシュロン コンスタンタン創業260周年

オーヴァーシーズ20周年 を記念してモデルチェンジ

 

 

ノーチラスやロイヤルオーク等のモデルチェンジは細かい細部は変更される事はありますが、大きくデザインを変えることは今までされておりません。その点、ヴァシュロンはモデルチェンジごとに大きくデザインを変更していきます。スイスやドイツの時計ブランドでは何十年もかけて技術の革新と共に一つのモデルを成熟させていきますが、過去のモデルに縛られることなく独自の造形美でオーヴァーシーズはモデルチェンジ毎に最高技術で生まれ変わっています。1755年から多くの時計を製作した膨大な数のアーカイブを所有しているヴァシュロンだからこそデザインの手法に大きな振り幅を示すのではないでしょうか。

 

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