JUNGHANS – Max Bill

こんにちは。 南青山クロンヌ ウォッチコンシェルジュ川又です。

今回ご紹介するのは1962年に誕生した ユンハンス マックス・ビルです。

 

ユンハンスのラインナップの中でも、特に高い人気を誇るマックス・ビル。

数ある時計の中でも特にシンプルを極めた時計が、何故ここまでの人気があるか

 

 

今回は「マックス・ビル」について紐解いていきましょう。

 

 

マックス・ビルはスイスのデザイナーの名前であり、「バウハウス最後の巨匠」と呼ばれ

1955年には世界的に有名なウルム造形大学を設立した偉大な人物です。

 

 

 

ドイツの国柄は日本と少し似ているところがあります。

 

質にこだわり、細部まで妥協しない【メイド・イン・ジャーマニー】という

言葉があるほど、確かな製品を製造する国柄。

 

 

マックス・ビル氏が時計のデザインを手掛けるきっかけとなったのは

1956年 ユンハンスから発売された磁器製のキッチンタイマーから。

1959年には壁時計のデザイン、製造を開始。

 

3年後の1969年に今回ご紹介の腕時計「マックス・ビル」が誕生しました。

※現在のモデルラインナップは自動巻き・手巻き・クォーツを含め75種類にも及ぶ

 

 

 

愛され続ける理由は、その作りの精密さにもあります。

 

 

  1. 視認性の高いインデックスと時計に合わせて湾曲した細く長い針
  2. より視認性を高めるため幅を極端に絞ったベゼル
  3. 傷がついても磨く事ができるドーム型のプラスチック風防
  4. 時刻調整時に遊びの少ないリューズ
  5. シンプルでありながらチープに見せない繊細な作りこみ

 

 

通常、腕時計では頑丈さを持たせるにあたり、ベゼルに幅を持たせたデザインが多く存在します。

 

しかしながらマックス・ビルは視認性を最優先し、文字盤がそのまま腕に乗ったような

最高のシンプルさと実用性を具現化したデザインに取り組みました。

 

※極限まで薄くしたベゼルとドーム型のプラスチック風防

 

ケース素材はステンレススチールで、ストラップはミラネーゼブレスレットと

腕なじみのいいカーフレザーの2種類。

※腕なじみもよく、デザインの邪魔をしないシンプルなレザー

 

 

 

マックス・ビル氏の最高傑作とも言われるユンハンスのマックス・ビル。

 

バウハウスの理念でもある「機能主義的造形」を具現化し、高級志向にとらわれず、

繊細かつ確かな技術でありながらも「頑張れば手の届く高級時計」に

位置づいているユンハンス マックス・ビルこそが、何世代に渡っても愛され続ける

一生ものの時計なのかもしれません。

 

 

この記事ご紹介モデルはこちら

マックスビル オートマティック

Ref. 027 3500 00

ムーブメント 自動巻き

素材 ステンレススティール

文字バン ホワイト

ケース径 38mm

 

 

ユンハンスの腕時計はこちら
https://www.couronne.info/shopbrand/JUNGHANS

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