PATEK PHILIPPE
7118/1R-001 ノーチラス

 

パテックフィリップと言えば世界3大時計にも数えられ、且つ世界最高峰に君臨する

名門マニファクチュールメーカーです。

 

「勝ち時計」や「一生物の時計」などと言われますが、時計愛好家が様々な時計を目にしてきた上でたどり着く「最終地点」なのかもしれません。

 

1839年の創業で、今年181周年を迎えるパテックフィリップ。

 

今回は180周年に発表されたモデルの中でも一層エレガントなデザインの

「 7118/1R-001 ノーチラス 」の魅力を歴史と共に紐解いていきます。

 

 

パテック フィリップを生み出した2人の天才

 

アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック

ポーランド出身の亡命貴族で、高い美的センスの持ち主で美術愛好家。

時計製作を志し、時計師フランソワ・チャペックと共に「パテック チャペック」を設立。

フランソワ・チャペックが去った後、天才時計師ジャン・アドリアン・フィリップを迎え1851年に社名を「パテック フィリップ」に改める。

 

ジャン・アドリアン・フィリップ

フランス出身で時計師の父を持つ。リューズによるゼンマイの巻上げや時刻合わせ機能を搭載した懐中時計を発明。当時は鍵によるゼンマイ巻上げが主流であったため、画期的な発明であった。その後も数々の新しい機構を発明し、コンプリケーションウォッチにおける地位を確立していく。

この2人の手によって数々の名品が生み出されてきました。

 

 

ノーチラスについて

そんなパテックフィリップを代表するモデル「ノーチラス」が発表されたのは1976年と比較的最近のことで、40年以上の時を経ても人々の心を惹き付けるケースフォルムが特徴です。

 

オーデマピゲのロイヤルオークやブルガリのオクトなどをデザインしたジェラルド・ジェンタ氏のデザインで、ノーチラスの特徴的な8角形のベゼルは船の舷窓から着想を得たケース。

 

「船」をモチーフにしたデザインと言うこともあり、ノーチラスという名前は潜水艦から用いられました。

1800年代にロバート・フルントン氏によって設計された世界発の実用的な潜水艦「ノーチラス号」や、1954年に建造された世界初の原子力潜水艦で北極海の横断潜行に成功した「ノーチラス号」など、伝説の潜水艦の名前から引用しています。

 

※ラテン語では「オウム貝」という意味で、硬く頑丈な殻が深海の水圧にも耐えうる姿から、潜水艦に名前が用いられたとのこと。

 

「ウェットスーツにもタキシードにも似合います」のキャッチコピーのもと、ラグジュアリースポーツの地位を確立していったのです。

そして、今回ご紹介の7118/1R-001 ノーチラスは2019年発表のローズゴールドモデル。

 

 

メーカーサイトには「ladies NAUTILUS」と記載がありますが、35.2㎜のケースは、性別を問わずとも品よくお着けいただけるデザインです。

こちらのモデルはローズゴールド素材ですが、7118の展開として

ローズゴールド・ホワイトゴールド・ステンレススチールの3種類が存在します。

 

7118/1Rの文字盤はゴールドオパーリンとシルバーオパーリンの2色展開で、

光の加減によって、なだらかなカーブのデザインが美しく輝きます。

 

ムーブメントはCal.324 SC を搭載し、パワーリザーブは約45時間。

新しくなったバックルは、閉じた状態で左右に引くと2~4㎜サイズを調整する事が可能。上下のプッシュボタンを押すことで、ワンタッチで着脱ができます。

 

ノーチラスをはじめとしたパテックフィリップのコレクションは一生物の時計と言える確たる理由があります。

長い歴史、主張しすぎない安定したデザイン、時計としての正確な精度…

 

そして、パテックフィリップは時計メーカーでも数少ない 永久修理 を宣言しているメーカーです。

永久修理を可能としている理由として、

 

・ムーブメント

・ケーシング

・設計

・製造

・外装

 

これら全てを自社で行うマニファクチュールであり、そのデータは全てパテックフィリップで保管されている為、いわば100年以上前の全く動かなくなった時計でも修復が可能。

 

これらの次の世代へも安心して引き継げる理由があるからこそ、深く愛され続けているのではないでしょうか。

世界最高峰の高級時計を是非、お手に取ってご覧くださいませ。

 

パテックフィリップ – レディース ノーチラス

Ref. 7118/1R-001

素材 18Kローズゴールド

ケース径:     35.2mm

防水:         60M防水

ムーブメント: Cal.324 S C

 

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