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腕時計専門店・南青山クロンヌ > IWC 時計愛好家から”質実剛健”と称されるブランド > IWC クロンヌおすすめコレクション

Special Content | IWC ― 質実剛健と称される時計ブランドを紐解く ―

IWC ― クロンヌお薦めコレクション

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クロンヌおすすめコレクション-パイロットウォッチ

航空計器を想起させるデザインが特徴のIWCを代表するパイロットシリーズ。
中でもマークシリーズは、高い実用性を持ち合わせた古典的なパイロットウォッチの代表モデルです。

パイロットウォッチは、第二次世界大戦を通じてイギリス・ドイツ両軍に納められた実績があります。
イギリスには、戦闘機パイロット向けにマークシリーズを提供し、空軍のパイロットに愛用されました。ドイツには、海軍の軍艦に載せるデッキクロノメーターにキャリバー52(ビッグ・パイロット・ウォッチこと航空用クロノメーター)を提供しました。 厳格な基準を満たし、最優秀の「特別級」を獲得しています。その後、ドイツ航空省も開発に乗り出し、ドイツ海軍の基準を上回るテストに合格。約1000本の航空用クロノメーターを納品しました。

軍用時計は、確かな精度と耐久性を要求されるため、厳格な基準をクリアする必要があります。つまりパイロットウォッチが軍に採用されていたという歴史は、IWCの技術力と高品質な時計製造を証明することになります。
現在でも質実剛健なIWCの時計の代表としてとても人気のコレクションです。

パイロットウォッチの特徴

  • IWC徹底解析-歴史

    時計作りへの姿勢は今もなお受け継がれ、例えばケース製造にもこだわりがあります。
    本来ミリタリーウォッチであるという事は、作りやすさと同義でしたが、現在のパイロットウォッチは造形が複雑に、そして立体加工が必要となりました。ケースに使用されるステンレス素材は、ス(泡状の傷)が入りにくい、また他社の素材と比較して高価な日本製のステンレス素材から加工しています。
    またパイロットウォッチを特徴付けるサテン仕上げは、手作業でしか施さない理由があります。全面ポリッシュ仕上げにすれば磨きの工程を機械化できますが、パイロットウォッチの仕上げにはサテンやグロスを併用するからです。

    ケースの磨きやクリーニングには30人もの人間が携わります。ビッグパイロットを例に挙げると、3枚の紙やすりを使い分け、40分の時間をかけてサテン仕上げを施します。 コストよりもパイロットウォッチの個性を優先したIWCの熱量が細部まで窺えます。

    高い内製率を誇ってきたIWCは、昔と変わらずというよりも、いっそう手堅い時計作りへとシフトしました。 あえてコストのかかる作業を残すことで他社との差別化を図るなど、IWCというメーカーはそれらを熟知し、生産ラインを整え続けているに違いありません。

パイロットウォッチ 年表

1935年 「マークIX」
1940年 「ビッグ・パイロット・ウォッチ 52 S.C」
1945年 「マーク�勝�
1948年 「マークXI」
1988年 「フリーガー・クロノグラフ」
1994年 「マークXII」
「メカニカル・フリーガー・クロノグラフ」
1995年 「マークXIIフォーレディース」
● 1998年 「フリーガーUTC」
1999年 「マークXV」
1955年 「マークXVI」
2002年 「ビッグ・パイロット・ウォッチ Ref.5002」
2012年 「マークXVII」
「ビッグ・パイロット・ウォッチ Ref.5009」
2016年 「マークXVIII」
● 2019年 「パイロットウォッチ オートマティック スピットファイア」
2022年 「マークXX」

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パイロットウォッチの魅力

  • IWC徹底解析-魅力
    ◆ 実用性 ◆

    1980年代以降、パイロットウォッチは民間用にも販売が開始されました。軍に採用されていたときの高精度なムーブメントと頑強な外装は引き継がれ、実用性に特化し、今日まで高い人気を得ています。

    ◆ 豊富なラインナップ ◆

    パイロットウォッチは、マークシリーズを含むクラシック、スピットファイア、トップガン、プティ・プランスなど幅広いラインナップがあります。 また歴史の長いシリーズのため、数多くの限定モデルやマイナーチェンジが存在します。そういった点でコレクションとしての側面でも人気を博しています。

パイロットウォッチの注目モデル

  • IWC徹底解析-注目モデル
    ◆ 1940年 ビッグ・パイロット・ウォッチ 52 S.C

    世界初の耐磁性インナーケースを採用した腕時計。
    士官用の高精度パイロットウォッチで、出撃前に航空基地のマリンクロノメーターと時刻を揃えることでその時刻を正確に各パイロットの腕時計に伝える役割を果たしました。
    (手巻き 16石 1万8000振動/時 直径55mm 重さ183g)


    ◆ 1948年 マークXI

    最もIWCに名声をもたらしたモデルがマークXI。
    堅牢で高精度なキャリバー89を搭載。最大の特徴は、軟鉄製のダイアルを採用したことです。
    軟鉄製のインナーケースと併せてムーブメント全体を覆い、実測値で7万8000A/mという超耐磁性を得ました。

    後のIWC製パイロットウォッチは、基本的にマークXIを継承しています。94年のマークXIIは、マークXIを自動巻き化したものであり、そういって差し支えなければ、その後のモデルもマークXIの延長線上にあります。 つまりマークXIはパイロットウォッチの座標とされているのです。
    また、今では信じられませんが、70年代以降のIWCは余剰在庫の整理として、軍用時計であったマークXIを市販していた過去がありました。
    (手巻き 17石 1万8000振動/時 直径36mm)


    ◆ 1994年 マークXII

    ほぼ半世紀ぶりに発表されたパイロットウォッチ。IWCでは事実上初の民間向けとして輩出され、5年ほどの短命な生産期間ながら、いまだに人気のある時計です。
    ムーブメントにジャガー・ルクルト製の自動巻き Cal.884/1 (後に884/2)を採用。このモデルの魅力は、民間向けで発表された時計にもかかわらず、軍用時計として輩出されたマークXIと同等の性能を誇ることです。
    (自動巻き 33石 2万8800振動/時 直径36mm 5気圧防水)


    ◆ 1998年 Ref.IW325103 フリーガーUTC

    UTC(協定世界時)機構を備えたモデル。ホームタイムとローカルタイムの正確な時を刻みます。リューズ操作のみのスマートなデザインは、IWCらしさが存分に感じられます。
    (自動巻き 21石 2万8800振動/時 直径39.0mm 厚さ13.5mm)


    ◆ 1999年 マークXV

    マークXIIからの意匠を引き継ぎつつ、ケースサイズが2mm大きくなり、防水性も向上。ETA2892A2ベースのキャリバー37524(現30110)を搭載することで、より安定した性能と耐衝撃性能を持つようになり、実用時計として進化しました。
    (自動巻き 21石 2万8800振動/時 直径38.0mm 厚さ9.0mm 6気圧防水)


    ◆ 2002年 Ref.5002 ビッグ・パイロット・ウォッチ

    Cal.5000系の改良版であるCal.5011を搭載。
    (自動巻き 44石 1万8000振動/時 パワーリザーブ7日間 直径46.2mm 6気圧防水)


    ◆ 2016年 マークXVIII

    前身モデルマーク17に比べ、ケースサイズが41mmから1mm小さい40mmになり、カレンダー表示は3連表示から1日表示へ。
    バー表示だった6時と9時もアラビア数字へと変更されています。
    (自動巻き パワーリザーブ72時間 直径40mm 6気圧防水)


    ◆ 2019年 Ref. IW326801 パイロットウォッチ オートマティック スピットファイア

    マークXIを踏襲し、スピットファイアでは初めて耐磁性軟鉄製インナーケースを採用。
    ステンレス製のケース、視認性に特化した黒文字盤、グリーンの布製ストラップと、極めてシンプルな航空計器のデザインを継承しています。
    (自動巻き 21石 2万8800振動/時 直径39mm 厚さ10.8mm)


    ◆ 2022年 マークXX

    前モデルのマークXVIIIからの変更点は、ムーブメントと僅かなデザイン。
    自社製ムーブメントCal.32111を搭載し、パワーリザーブは72時間から120時間へとスペックアップしました。
    またデザインとしての大幅な変更はないものの、日付窓のディスク背景が黒から白へ変更されるなど、ディティールのマイナーチェンジが行われました。
    (自動巻き 21石 2万8800振動/時 パワーリザーブ120時間 直径40mm 厚さ10.8mm 10気圧防水)

クロンヌおすすめコレクション-ポルトギーゼ

1939年に誕生したポルトギーゼ。
ポルトガル人の商人がIWCに訪れ、「マリンクロノメーターと同じ精度をもつステンレススティール製の腕時計が欲しい」と注文したことがきっかけでした。
航海用の高精度時計を指すマリンクロノメーターに匹敵する時計を作る為に、当時では大型とされていた42mmのケースサイズを採用。当時の意思を受け継ぎ、現行モデルもケース径40mmオーバーの定番の自動巻きから、グランドコンプリケーションまで機能性も幅広く展開されています。
その大型のサイズが、現代に至るまで大きなデザイン変更をされることなく愛され続けているのは、ポルトギーゼがもとより綿密に計算され尽くして完成されたデザインだということ、IWCの質実剛健な時計の作り込みだからこそだといえます。

ポルトギーゼ 年表

1939年 「ポルトギーゼ」初出
1993年 「ポルトギーゼ ジュビリー」創業125周年 限定生産で復刻
1995年 「ポルトギーゼ ミニッツリピーター、クロノ ラトラパンテ」発表
1996年 「ポルトギーゼ オートマティック」初の自動巻き
1998年 「ポルトギーゼ クロノグラフ」発表
2000年 「ポルトギーゼ オートマティック 2000」発表
2003年 「ポルトギーゼ パーペチュアル カレンダー」発表
2004年 「ポルトギーゼ トゥールビヨン ミステール」発表
「ポルトギーゼ ミニッツリピーター スケルトン」発表
2005年 「ポルトギーゼ クロノグラフ」モデルチェンジ
2007年 「ポルトギーゼ レギュレーター」発表
2010年 「ポルトギーゼ コンプリケーション」発表
「ポルトギーゼ ヨットクラブ クロノグラフ」発表
「ポルトギーゼ オートマティック (7DAYS)」発表
2011年 「ポルトギーゼ シデラーレ スカフージア」高級複雑機構
2013年 「ポルトギーゼ ハンドワインド エイトデイズ」発表
「ポルトギーゼ クロノグラフ クラシック」発表
● 2015年 「ポルトギーゼ オートマティック (7DAYS)」モデルチェンジ
「ポルトギーゼ アニュアルカレンダー」ポルトギーゼ75周年
● 2020年 「ポルトギーゼ オートマティック40mm 42mm」
「ポルトギーゼ クロノグラフ」モデルチェンジ
● 2022年 「ポルトギーゼ クロノグラフ」新モデル追加

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ポルトギーゼの魅力

  • ◆ ケース径と顔つき ◆

    オリジナルのポルトギーゼは懐中時計用のムーブメントを搭載した高精度機でした。当時軍用として用いられた時計の多くが東欧向けであったことから、ポルトギーゼもポルトガルと東欧、ドイツに出荷されることが多かったと言います。当時としては大きい42mmのケースサイズから始まり、現在もオリジナルの要素が強く残る文字盤のデザインは 一切の無駄を省いた高い視認性が確保されています。

    【顔つきの特徴】
     ・アラビア数字
     ・6時位置のスモールセコンド

    IWC - ポルトギーゼ
    ◆ 豊富なコレクションと着用シーン ◆

    その大きいケース径によりカジュアルダウンされた着こなしに限られるかと思いきや、力強くも繊細なディティールから着用シーンを選ばないことがポルトギーゼの特徴です。
    バンド形状もレザーだけでなくブレスレットやラバーまであり、幅広くお使いいただけます。また、ドレスウォッチとしてだけでなく、よりスポーティーなプロフェッショナル向けとして「ヨットクラブ」コレクションが展開されています。

    IWC - ポルトギーゼ

ポルトギーゼの注目モデル

  • ◆ 1939年 Ref.325 “第1世代” キャリバー98・キャリバー74

    44年〜58年まで生産 キャリバー98またはキャリバー74
    直径41.5mm 厚さ9.5mm SS製で、SV/BK それぞれ24個


    ◆ 1950年 Ref.325 “第2世代”

    生産本数200本強。
    アラビア数字やリーフハンドはこのモデルから続く特徴で真鍮製の時分針のクオリティーが高い。
    Ref.325という型番は、第3世代まで採用された。


    ◆ 1993年 Ref.5441 「ポルトギーゼ ジュビリー」

    創業125周年復刻モデル。
    オリジナルをほぼ完全に模した復刻版で、ムーブメントも当初搭載されていた98の改良版である「9828」が採用されています。トランスパレント(シースルーバック)から覗くムーブメントに記念装飾が施されているのもポイント。IWCが余剰在庫でCal.98(正確には982)とオリジナルのケースを少なからず在庫していたことから、このようなオリジナルに限りなく近い復刻版が実現したとも言われています。
    SSが1000本、18KRG/WG500本、PT250本という限定にしては多すぎるくらいの本数ですが、愛好家たちから熱狂的に支持を得た大人気モデルです。


    ◆ 2010年 Ref. IW500107 「ポルトギーゼ オートマティック(7DAYS)」

    2015年Ref.500705にモデルチェンジされました。その際新しく採用されたキャリバーは、2000年に発表されたCal.5000を改良して2015年に登場したCal.5200シリーズです。

    ゼンマイのエネルギーを貯める香箱を二つ(ツインバレル)備え、モデル名の通り7日間のパワーリザーブを持ちます。巻き上げ爪と自動巻き歯車はブラックセラミック製、ローターの軸受にはホワイトセラミックが採用されたことによって、審美性の高さだけでなく半永久的な耐久性も兼ね揃えています。
    文字盤は、表面に少し粗目のクリアを吹くことによって、角度を変えるとマットに見える絶妙な仕上げとなっています。内側を抉ったようなコンケーブベゼルは1930年代から不変の特徴であり、厚みを感じさせにくく、IWCのこだわりを感じます。


    ◆ 2013年 Ref.5102 「ポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズ」

    搭載キャリバーはCal.5921。元々ポートフィノに積まれた59210の改良版で、パワーリザーブ表示が表から裏に移されています。直径37.8mm 約8日間のパワーリザーブですが、実際には完全に巻き上げた状態で9日間、8日目に自動的にストッパーが作動する機構となっています。表記以上の実力とはさすが質実剛健なIWCです。


    ◆ 2020年 「ポルトギーゼ 40/42」

    先に紹介した1993年に限定リリースされたジュビリーを踏襲していますが、IWCのロゴが筆記体ではなく新型表記となっています。また、ツーサイズとなるとムーブメントを汎用しがちですが、IWCはそれぞれに異なった自社キャリバーを搭載しています。

    IWC - ポルトギーゼ オートマティック40 | INTERNATIONAL WATCH COMPANY | IW358304 | SS シルバー文字盤 自動巻き レザー

    Ref. IW500704
    ステンレススティール・シルバー・レザー
    自動巻き・42.3mm
    日常生活防水
    箱・国際保証書
    新品(保証3年)

    この商品について詳しく見る

    ・40mm:Cal.82200(2018年ブランド創業150周年を記念してリリースされたアニバーサリーの「ダヴィンチ」に搭載されていた自動巻きムーブメント)
    ・42mm: Cal.52010(7DAYS用)

    また、ワインレッドやグリーンの多彩なカラーバリエーションが追加され、従来のポルトギーゼより自由度が高くなった印象です。

ポルトギーゼ クロノグラフの魅力

  • ◆ 特徴 ◆

    ポルトギーゼの視認性はそのままに、段差を付けた縦目にセッティングされた2つのインダイヤルや、アラビア数字のアップライトインデックス、リーフ針などシンメトリーなデザインが魅力的です。また、クロノグラフという機械好きの玄人には堪らないIWCの人気モデルです。

    IWC - ポルトギーゼクロノグラフ

ポルトギーゼ クロノグラフの注目モデル

  • ◆ 1998年 Ref.IW371446

    キャリバーをCal.79350に変更し(リファレンスデザイン共に変更無し)、後に大ヒット。

    【大ヒットの理由】
     ・オリジナルを一切損なわない完成されたデザイン
     ・ETA7750の特徴12時間積算計廃止、シンプルな縦2つのレイアウト
     ・細さが際立つ繊細な針の作り込み
     ・ムーブメントの厚さが7.95mmもあるにもかかわらず、寸胴にならない絞られたケース
     (裏蓋を鉢状に形成する手法はA.ランゲ&ゾーネ「ダトグラフ」にも採用されている)


    ◆ 2020年 Ref.IW371605

    現行モデル。Ref.371446からの変更点は次の通り。
    ・直径:40.9mm→41.0mm
    ・厚み:12.5mm→13.0mm
    ・キャリバー:Cal. 79350(ETA片方向巻上げ/カム式)
    →69355(自社 両方向巻上げ/コラムホイール式)
    (ETA2020年問題の影響により自社開発ムーブメントに変更、裏蓋がシースルーバックに。)
    ・パワーリザーブ:44時間→46時間
    ・石数:31石→27石
    ・クラスプ:Dバックル(片開き)→Dバックル(両開き)

    IWC - ポルトギーゼ クロノグラフ | INTERNATIONAL WATCH COMPANY | IW371605 | SS シルバー文字盤/BL針 自動巻き レザー
    IWC - ポルトギーゼ クロノグラフ | INTERNATIONAL WATCH COMPANY | IW371605 | SS シルバー文字盤/BL針 自動巻き レザー
クロンヌおすすめコレクション-インヂュニア

ドイツ語で“エンジニア”を意味する「インジュニア」という名前の通り、過酷な環境で働くエンジニアの為に作られたコレクション。

1950年代に工業化が進み、人々の周りに電化製品が多くなったことで時計が磁気にさらされることにより精度に影響が出始めたのが開発のきっかけ。強力な磁気に耐えうる耐磁性と堅牢性、モータースポーツでも使われる素材を取り入れたのが特徴。途中 ロイヤルオークやノーチラスのデザインで知られるジェラルドジェンタがデザインに関わったことも有名です(1976年インヂュニアSL)。
開発責任者アルバート・ペラトンが1950年に開発、双方向への巻き上げを可能にした“ペラトン式自動巻機”が初めて搭載されたのもこのコレクションで、ブランドの発展に大きく貢献しました。自社製クロノグラフムーブメントを搭載したクロノグラフ機が多いのも特徴。
現在は、初期のデザインに回帰したものや、ジェンダ氏デザインを引き継いだもの、レザーストラップのタイプやオールステンレスのモデルまで幅広い。

インヂュニア 年表

1955年 第一世代インヂュニア(Ref.666)発表 耐磁性は8万A/m
1967年 インヂュニアRefarence866
1975年 ラウンド型(Ref.666,Ref.866 )が生産終了
1976年 ジェラルドジェンタ氏デザインによる「インヂュニアSL」 発表
1982年 「インヂュニアSL ポケットウォッチ」発表400,000A/mの耐磁性を実現
1983年 「インヂュニア SL (Ref.3505)」通称“スキニー インヂュニア”発表
1989年 「インヂュニア50万A/m (Ref.3508)」発表
370万A/mという耐磁性で世界記録を記録(MRIでも精度を保つ記録)
1993年 生産終了前最後のモデル「インヂュニア クロノメーター (Ref.3521)」 発表
2001年頃 シリーズの生産が終了
2005年 「インヂュニア・オートマティック」シリーズにて生産を再開
メルセデスAMGとのパートナーシップにより記念モデル
「インヂュニア・オートマティックAMG(Ref.3227)」発表
2007年 シースルーバックの「インヂュニア・オートマティック」を発表
2013年 プラチナやセラミック製のケースを使用した
「インヂュニア・コンスタントフォース・トゥールビヨン(Ref.IW59001) 」発表
2015年 AMGペトロナスフォーミュラ・ワンチームと公式技術パートナー契約
記念限定モデル「インヂュニア・オートマティック “AMG GT”」発表
● 2017年 コレクションを刷新。第一世代モデルを思わせるラウンドデザインへ回帰。
デジタル表示永久カレンダー・クロノグラフ機能を備えるコレクション内最高峰モデル
「インヂュニア・パーペチュアルカレンダー・デジタル・デイト/マンス(Ref. IW381701)」発表

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インヂュニアの魅力

  • IWC徹底解析-魅力
    ◆ 耐磁性能 ◆

    インヂュニアと言えば最大の特徴は耐磁性能の高さ。第一世代モデルから、軍事用航空時計であるマークⅪ と同等の8万A/mを誇ります。
    軟鉄製のインナーケースでムーブメントを覆うことで磁力から守っており、この仕組みはロレックスのミルガウスなどと同じです。

    その後も磁気への挑戦は続き、1989年のインヂュニア50万A/mでは軟鉄製インナーケースを用いない方法で、MRIにも耐えうる耐磁性能を記録し世界記録を記録します。インナーケースを用いない方法とは、一番磁力の影響を受けるヒゲゼンマイ自体の素材を変えてしまうというもの。ニオブ‐ジルコニウム合金という素材をヒゲゼンマイに用い、他の素材も非鉄金属に変更することによって、インナーケースで守らずとも ムーブメント自体が耐磁構造となりました。また、当時もっとも強力な磁気を発する装置がMRI(370万A/m)だったということで、理論上はもっと高い耐磁性能を持っていたというから驚きです。
    現在はそこまでの“超耐磁性能”の追及はしていないものの、軟鉄製インナーケースを用いるもの、シースルーバックものどちらも存在し、シースルーバックモデルがあるにもかかわらずほとんどのモデルで4万A/mという現代社会に於いて非常に実用的な耐磁性能を備えています。

    ◆ 素材 ◆

    新しい素材に次々挑戦するIWCの中でもとくに様々な素材を用いたモデルが存在するのがインヂュニア。メルセデスベンツとのパートナーシップによりモータースポーツと関わりを強く持つようになったこともあり、チタンやセラミックなど加工の難しいとされる素材もいち早く取り入れました。特に2015年発表の「インヂュニア・オートマティック “AMG GT”」をはじめとするAMGとのパートナーシップモデルでは、セラミックの中でも非常に高い硬度を誇る炭化ホウ素セラミックを採用。ビッカース硬度1350、スティールの約6倍ダイヤモンドにも匹敵する硬度を持ち、非常に傷につい良いうえに軽いという特徴があります。

    また、レザーストラップ・ラバー・オールステンレス、セラミックやチタン、コラボレーションモデルでの限定素材など様々なバージョンが存在します。

    ◆ デザイン ◆

    元々はエンジニアへ向けた超実用時計であるインヂュニア。コレクション発表当初は無駄を配した3針ラウンドモデルが基本でした。
    イメージを一新したのは1976年に発表されたジェラルドジェンタ氏デザインの「インヂュニアSL」です。ベゼルに打たれた5つのビスや、ラグと一体型のブレスレットが特徴で、ロイヤルオークなどとも通じるところがあります。

    IWC - インヂュニア

    その後、2015年頃からはコラボレーションモデルなどでクロノグラフ搭載モデルなど、シンプルな3針以外のモデルも多く存在します。また、インナーケースという縛りから自由になったことで、現在はパーペチュアル・カレンダーなど複雑機構を搭載したモデルも作られるようになりました。
    2017年に一度デザインを一新、原点回帰し第一世代を思わせるシンプルな3針モデルや、ジェンダ氏のデザインを引き継いだブレスレットモデルが中心です。

インヂュニアの注目モデル

  • ◆ Ref. IW380901:インヂュニア クロノグラフ スポーツリミテッド

    2017年の原点回帰の際に500本の限定モデルとして発表されたモデルです。
    ラウンド型44mmのケースにはインヂュニアらしくチタニウムを採用、文字盤はマットブラックで非常に硬派な印象です。
    耐磁性能に特化しなくなった2017年以降のインヂュニアですが、このモデルは変わらず“超耐磁”を実現する軟鉄製インナーケースをもつ仕様で、スモールセコンドの針が稲妻型をしていることでそれを示しています。耐磁性能の証として稲妻型の針を用いるのは同じく軟鉄製インナーケースを持つロレックスのミルガウスも同様です。

    インナーケースに覆われた自社製キャリバーCal.89361は約60時間のパワーリザーブを備えています。
    このムーブメントもう一つの特徴は、時・分それぞれのクロノグラフカウンターを12時位置に同軸で備えていること。これにより、長時間の計測時間でも時刻を見るように自然に読み取ることが出来ます。
    フライバッククロノグラフ機能をもつこのムーブメントはCal.89000シリーズとしてカテゴライズされており、日付と月の大型デジタル表示をもつインヂュニアやポルトギーゼ・ダビンチにおけるコレクション最高峰モデル「パーペチュアル・カレンダー・デジタル・デイト/マンス」に搭載されているものもこのムーブメントと同シリーズのムーブメントです。

クロンヌおすすめコレクション-ダ・ヴィンチ

もともとはスイスメーカーの技術を結集して作られた「スイス製クォーツムーブメント」を搭載するモデルとしてスタートしたダ・ヴィンチ。
イタリアを代表する天才芸術家であり発明家「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の精神にインスパイアされたコレクションでもあります。

1985年に初の永久カレンダー搭載モデルを発表し大成功を収めると、その後もトゥールビヨンやレトログラードなどの複雑機構を搭載するIWCの技術と芸術性を極めたコレクションとして展開。

2017年に全面リニューアルするも、変わらず IWCの技術力とエレガントさが前面に出た魅力あるコレクションです。

ダ・ヴィンチの特徴

  • IWC徹底解析-歴史

    第1世代のダ・ヴィンチは、当時IWCが共同開発していたスイス製初のクォーツムーブメント「ベータ21」を搭載するために作られたモデル。薄くつくられたモダンなひし形のケースとラグがなくデザイン性の高いブレスレットが特徴的でした。

    ダ・ヴィンチの顔ともなる第2世代の「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー」は、IWCの頭脳とも言われるクルト・クラウスが設計したパーペチュアル・カレンダーのモジュールを、バルジュー社製Cal.7750のベースに搭載したモデル。これはリューズを回すだけでカレンダー機構を早送りできる世界初の革新的な機構でした。外装に関しては特徴的な樽型のラグを持ち、マッシュルーム形状のプッシャー、伝統的な懐中時計をイメージしたステップベゼルに均整の取れたクラシカルな文字盤は針も読み取りやすく視認性に優れています。
    この「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー」は、発表後、絶大な人気を博し当時クォーツショックの影響を受けていたIWCの運命を見事に好転させてくれました。今でもIWCの最高傑作の一つとしてスイスの時計史の中でも高く評価されています。
    ここから、ダ・ヴィンチはスプリットセコンドクロノグラフ、ミニッツリピーター、トゥールビヨン等の更に複雑なムーブメントを搭載していく基幹シリーズへ大きく成長していきます。
    また、その他にもクォーツを搭載したレディースモデル「リトル・ダ・ヴィンチ」やシンプルな3針モデル、クロノグラフモデルなど幅広くコレクションを増やしていきます。

    その後2007年には、ダ・ヴィンチ第1世代のトノー型ケースを現代風に解釈してリバイバルされます。搭載されたシリーズ初の自社性クロノグラフCal.89000は、クロノグラフの分精算針と時間積算針を12時位置のインダイヤルに纏めることで クロノグラフの経過時間を一目で読み取りやすく、また 積算針の動力を香箱から得て最小限のトルクで動く設計となっているため、クロノグラフの寿命も長くなりました。 2017年にはケース形状を再びラウンドに改めてダ・ヴィンチ全てのモデルをリニューアルしています。

ダ・ヴィンチ 年表

1969年 クォーツムーブメント「ベータ21」を搭載するためにデザインされた初代「ダ・ヴィンチ」発表
1985年 クルト・クラウスがデザインした自動巻き永久カレンダー・クロノグラフ
「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー」を発表
自社開発のCal.79261を搭載。4桁の西暦表示を備え2499年まで正確にカレンダーを表示。
月齢は122年で一日分の誤差、リューズ操作で簡単にカレンダー調整が可能で、特許を取得。
1986年 ハイテク・セラミック(酸化ジルコニウム)をケースに使用した「ダ・ヴィンチ」を発表
IWC初のセラミックケースを採用
1988年 「ダ・ヴィンチ・レディー・クロノグラフ」を発表
セミメカニカルクォーツ Cal.630を搭載
1990年 ミニッツリピーターを加えた「グランドコンプリケーション」を発表
1992年 創立125周年を記念して「イルデストリエロ」発表
スプリットセコンドクロノグラフに永久カレンダー、ミニッツリピーターにトゥールビヨンを搭載。
750個の部品からなる手巻きムーブメントはシースルーバックから見事な彫金細工が楽しめる。
1995年 ダ・ヴィンチ生誕10周年を記念して
スプリットセコンドクロノグラフ、永久カレンダー搭載モデル
「ダ・ヴィンチ・ラトラパント」を発表
● 1997年 「ダ・ヴィンチ SL」を発表
1999年 「ダ・ヴィンチ トゥールビヨン」を限定発売
2000年 「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー・トゥールビヨン・フォーシーズンズ」を発表
2007年 トノー型ケースの「ダ・ヴィンチ・クロノグラフ」を発表
2017年 全ての「ダ・ヴィンチ」シリーズのデザインをリニューアルする
2018 「ダ・ヴィンチ・オートマテッィク 150イヤーズ”を発表

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ダ・ヴィンチの魅力

  • IWC徹底解析-魅力
    ◆ パーペチュアル カレンダー ◆

    時計業界に多大なる功績を残した名設計者クルト・クラウスが3年を費やして目指したのが、生産性に優れたパーペチュアルモジュールの製作でした。
    一切の無駄を省いた簡潔な設計は“ダ・ヴィンチ”に戦略的な販売価格を打ち出すことに成功し、空前のヒット作となります。当時のパテックフィリップ、オーデマピゲの製作したパーペチュアル・カレンダーは1000万円以上していましたが、約200万円と考えると人気を博した理由も明確です。
    丈夫で操作性に優れた、クロノグラフ・パーペチュアル・カレンダーは多くの時計愛好家を魅了しました。

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